CIRINA
こちらは一般社団法人CIRINAのページです。
一般社団法人CIRINAが目指すもの = CIRINAを通じた昆虫食への理解とフェアトレード
高タンパク食品 昆虫食は、世界中で行われています。日本も例外ではなく、イナゴや、蜂の子等が食されています。ブルキナ ファソでの昆虫 食として、代表的なものが、CIRINAというヤママユガの幼虫、いわゆるイモムシです。
このイモムシは大変グルメで、シアバターの葉しか食べません。皆さんご存知な通り、シアバターは、食用を初めとして、スキンケアまで様々な利用がされています。近年では、その保湿性能が注目され、ハンドクリーム、石けん、シャンプー等の様々なコスメティック製品の素材として活用されています。
このCIRINAは、雨期の初めの7月~8月頃、シアバターの実が終わった後に彼らは出現、葉を食し、実は食べません。通常であれば、害虫として、いやがられそうですが、これが、女性の手により採集されます。
採集されたイモムシは、まず茹でて、それから乾燥させて保存します。加工されたイモムシは、長期保 存が可能になります。 シアバターの木の葉を、十分に食べて育ったイモムシです。その栄養的価値は高く、乾燥したもので、100gあたり58.3gものタンパク質を含んでいるそうです(牛肉では約20g)。
私たち一般社団法人CIRINAは、CIRINAを加工、誰にでも受け入れられる食材にし、CIRINAを生活の糧としているブルキナファソをきっかけに、アフリカ全土に対し、SDGs「誰も取り残さない」世界を皆さまと創り上げていこうと思います。
「引用」
手島 茂晴 (てじま しげはる)
(社)日本森林技術協会所属副総括/生計向上担当信州大学農学部森林科学科卒、鳥取大学大学院農学研究科修了(乾燥地研究センター)。